MotionBoardデザインコンテンツ

おすすめのフォント
とは？

フォント選びに重要な3つのポイント
Write your awesome label here.

もくじ

フォントの選び方

フォントは、見る人に与える「見やすさ」や「わかりやすさ」に大きく影響します。
ですが、数多くあるフォントから、どのフォントを使うべきか考える時に悩んでしまいますよね。
遊び心のあるフォントで目を引くこともできますが、読み間違いが多くなったり、内容に集中できなくなる可能性もあります。
ダッシュボードでは多くの数字や文字が並びます。そして、画面を見に来る人は『情報を迅速に理解したい』という意思があります。
そのため、誤認識や読みづらさが発生するようなフォントは避けなければなりません。また、日本語・英語など言語によって見やすいフォントも異なります。
では、どのようなことに注意してフォントを選べばいいのでしょうか？
フォントを決める時のポイント


  • 視認性、可読性、判読性を意識する

視認性、可読性、判読性を意識する

文字の読みやすさはこの３つの要旨から成り立っています。
見て確認する作業が多いダッシュボードでは、この要素をしっかり理解することが大切です。
視認性・・・「見やすさ」


  • パッと見た時に文字として認識しやすい
  • 表示サイズや色にも注意
視認性は『読む』というよりも『見る』といった考え方です。
いろいろな数値や文字情報を確認するときに、視認性は大きく影響します。
文字は大きさや線の太さ、色などでも見え方は変わります。
例えば、ゴシック体は文字の線が均一ですが、明朝体は文字の「はね」や「はらい」などの筆の動きで線の太さが異なります。
２種類を比べたとき、パッと見たときの見やすさは一文字ごとの強弱がないゴシック体が見やすいです。
また、ゴシック体は遠くからも見やすいフォントとされているため、視認性の高いフォントです。
可読性・・・「読みやすさ」


  • 文字や文章が読みやすい（理解しやすい）
  • 文字数が多くても疲れにくい
ダッシュボード上に長文を表示することは少ないかもしれませんが、数値などは多く表示させることがあります。
たくさんの数値を確認するときに疲れにくいかどうか、正確に素早く読めるかどうかはフォントを選ぶ際に重要なポイントです。
また、可読性を高めるためには、情報のメリハリをつけることも大切です。
メリハリをつけるためにはフォントだけでなく『文字サイズ』『余白』『文字間・行間』『配色』なども意識します。
文字が太いフォントや装飾が多いフォント、字面が太文字だらけで黒々としていたり、薄すぎるものばかりにしてしまうと、読み手に負荷を与えたり、読みづらくなることがあります。
フォントだけでなく、情報と情報の間に余白を設けると、内容が確認しやすく、可読性は高くなります。
また、太字にする箇所はタイトルや強調したい箇所のみに利用することがおすすめです。
判読性・・・「伝わりやすさ」


  • 似た文字の区別がしやすい
  • 誤読がない
ダッシュボードでは、データ表示などのために数値やアルファベットがよく利用されます。
その際に注意しなければならないのは
『似た文字がある』
『似たように見えてしまうフォントがある』
という点です。
特に数字とアルファベットが混在する文言はフォントにも気をつけなければなりません。

フォントによる似た文字の見え方の違い

このように、フォントによって違いがわかりづらいものもありますが『使ってはいけない』というわけではありません。
例えば、文章や文字は『メイリオ』、数値は『Yu Gothic UI』という使い分けも間違いではありませんし、そのように複数のフォントを組み合わせ、使い分けているWebサイトやアプリケーションもあります。
その際に使用するフォントは、多くて3種類程度に抑えるようにしましょう。
また、このフォントの違いから『MS UI Gothic』『メイリオ』の文字の見やすさに気づくのではないでしょうか？
特にWindowsに標準搭載されている『メイリオ』は、ユニバーサルデザインを意識して作られたフォントです。
誰にとっても見やすいフォントとして設計された『メイリオ』は、必ず使わなければならないというわけではありませんが、万能なフォントという点ではおすすめのフォントです。
ダッシュボードのそれぞれの目的や用途、利用させる人（ターゲット）に合わせてフォントを選びましょう。