ノーコードツールを使うときに知っておきたいこと
ふりかえりクイズ
さいごに、学んだ内容をふりかってみましょう。
クイズ
クイズにチャレンジして、これまでに学んだ内容をふりかってみましょう!
クイズは全部で10問です。旗のアイコンをクリックすると、対象のクイズにジャンプできます。
Q01~Q03のクイズで、まずは用語からふりかえってみましょう。
つぎの空欄にあてはまる用語を考えてみましょう。
プログラミングとは、プログラミング言語やノーコードツールなどを使って、コンピュータを動かすための指示書となる「(A)」を作成することです。
プログラミングするうえで、よく使う仕組みのひとつとして「変数」というものがあり、データを一時的に保存しておくための箱のようなものとして扱います。
変数にデータを入れることを「(B)」といいます。変数にはデータを何度も「(B)」でき、最後に「(B)」したデータで前のデータを上書きします。
また、変数には、「(C)」が存在し、変数が保持するデータの種類を決める役割があります。
変数と似たものに「(D)」があり、一度決めたら処理中にデータを変更できない仕組みのことをいいます。
プログラミングするうえで、よく使う仕組みのひとつとして「変数」というものがあり、データを一時的に保存しておくための箱のようなものとして扱います。
変数にデータを入れることを「(B)」といいます。変数にはデータを何度も「(B)」でき、最後に「(B)」したデータで前のデータを上書きします。
また、変数には、「(C)」が存在し、変数が保持するデータの種類を決める役割があります。
変数と似たものに「(D)」があり、一度決めたら処理中にデータを変更できない仕組みのことをいいます。
Answer
(A)プログラム
(B)代入
(C)データ型
(D)定数
(B)代入
(C)データ型
(D)定数
ふりかえりコンテンツ
つぎの文は、プログラムの基本構造「順次」、「分岐」、「反復」処理の特長を説明したものです。
それぞれの文がどの処理の特長を説明しているのか、空欄にあてはまる用語を考えてみましょう。
それぞれの文がどの処理の特長を説明しているのか、空欄にあてはまる用語を考えてみましょう。
「(A)処理」は、指定した条件によって実行の流れを変えることで、「もし、そうならば」、「そうでないならば」という条件を使って、何を実行するのかを決めます。
「(B)処理」は、最初から順番に一つずつ指示どおりに実行していくことです。
「(B)処理」は、最初から順番に一つずつ指示どおりに実行していくことです。
プログラムは基本的に記述した順番で実行されるので、先に実行したい処理は先に書くようにします。
「(C)処理」は、指定した条件までくり返して実行すること。
「(C)処理」は、指定した条件までくり返して実行すること。
何回繰り返すかは、「○回繰り返す」、「〇〇が終わるまで繰り返す」、「条件を満たす間繰り返す」のような条件を指定でき、指定した処理を繰り返します。
Answer
(A)分岐
(B)順次
(C)反復
(B)順次
(C)反復
ふりかえりコンテンツ
つぎの空欄にあてはまる用語を考えてみましょう。
関数とは、データを受け取って、何らかの処理をする仕組み(または処理した結果をデータとして返す仕組み)のことです。
関数に引き渡すデータ「(A)」と、関数が処理した結果「(B)」を指定して定義します。
関数に引き渡すデータ「(A)」と、関数が処理した結果「(B)」を指定して定義します。
また、「(B)」は、一般的に関数の処理の中で、「return」というキーワードを使って指定することが多いです。
Answer
(A)引数
(B)戻り値
(B)戻り値
ふりかえりコンテンツ
Q01~Q03のクイズ、おつかれさまでした!
用語の理解は深まりましたか?
その調子で、つづけてQ04以降のクイズにもチャレンジしてみましょう。
Q04~Q10のクイズでは、システムを構築する担当者の立場になって、プログラムの流れを考えてみましょう。
ここからは、要件を満たすプログラムをどのように設計したらよいか、プログラムの基本構造(順次、分岐、反復)を使った流れをフローチャートで考えてみましょう。
なお、Answerの内容はあくまでも「回答例」です。
ここではイメージしやすいように、変数(変数名は任意)を使って回答例を示しているものもありますが、使うツールによっては変数を使わなくてもデータを取得できるものもありますので、状況に応じて読み替えて確認してくださいね。
なお、Answerの内容はあくまでも「回答例」です。
ここではイメージしやすいように、変数(変数名は任意)を使って回答例を示しているものもありますが、使うツールによっては変数を使わなくてもデータを取得できるものもありますので、状況に応じて読み替えて確認してくださいね。
あなたは、ECサイトを構築する担当者です。
つぎのような要件を満たすプログラムの流れを考えてみましょう。
つぎのような要件を満たすプログラムの流れを考えてみましょう。
商品の価格を更新するシステムを設計したい。
<要件>
製品コードが「A」から始まる商品のみ価格を一律10%アップしたい。
<要件>
製品コードが「A」から始まる商品のみ価格を一律10%アップしたい。
Answer
この例では、製品コードのデータを変数「code」、価格のデータを変数「price」に代入しています。
例えば、製品コードが「A001」の場合、「A」から始まるので価格が10%アップする処理が実行されます。
例えば、製品コードが「A001」の場合、「A」から始まるので価格が10%アップする処理が実行されます。
ふりかえりコンテンツ
あなたは、業務フローを構築する担当者です。
つぎのような要件を満たすプログラムの流れを考えてみましょう。
つぎのような要件を満たすプログラムの流れを考えてみましょう。
<要件>
各種申請用のワークフローを設計したい。
ワークフローの申請内容によって承認する部門が異なるので、承認経路はつぎのように分岐させたい。
また、申請したワークフローがどの部門で確認中かをユーザーにメッセージで表示したい。
(例)「現在、経理部で確認中です。」といったメッセージを表示したい
各種申請用のワークフローを設計したい。
ワークフローの申請内容によって承認する部門が異なるので、承認経路はつぎのように分岐させたい。
- 経費申請は「経理部」
- 休暇申請は「人事部」
- 契約申請は「法務部」
また、申請したワークフローがどの部門で確認中かをユーザーにメッセージで表示したい。
(例)「現在、経理部で確認中です。」といったメッセージを表示したい
Answer
この例では、申請内容のデータを変数「application」、部門名のデータを変数「dept」に代入しています。
例えば、申請内容が「休暇申請」の場合、承認する部門は「人事部」なので人事部の分岐処理を実行し、「現在、人事部で確認中です。」というメッセージが表示されます。
例えば、申請内容が「休暇申請」の場合、承認する部門は「人事部」なので人事部の分岐処理を実行し、「現在、人事部で確認中です。」というメッセージが表示されます。
入れ子(ネスト)構造で処理を分岐する場合
「CASE(switch)」を使って、シンプルに処理を分岐する場合
ふりかえりコンテンツ
あなたは、ECサイトを構築する担当者です。
つぎのような要件を満たすプログラムの流れを考えてみましょう。
つぎのような要件を満たすプログラムの流れを考えてみましょう。
<要件>
自社ECサイトの顧客向けに商品の紹介メールを送信したい。
自社ECサイトの顧客向けに商品の紹介メールを送信したい。
- 顧客情報はデータベース内のテーブル「顧客リスト」に格納されている
- 「顧客リスト」のレコード件数は変動する
- 「顧客リスト」のレコードを1件ずつ読み込んで、顧客の名前とメールアドレスをもとに紹介メールを送信する
Answer
この例では、顧客名のデータを変数「name」、メールアドレスのデータを変数「email」に代入しています。
また、レコード件数は変動するため、条件は「〇〇が終わるまで繰り返す(=レコードの件数分)」を指定しています。
また、レコード件数は変動するため、条件は「〇〇が終わるまで繰り返す(=レコードの件数分)」を指定しています。
ふりかえりコンテンツ
あなたは、コンテンツ管理システムを構築する担当者です。
つぎのような要件を満たすプログラムの流れを考えてみましょう。
つぎのような要件を満たすプログラムの流れを考えてみましょう。
<要件>
会員登録すれば、コンテンツを「3つ」までは閲覧可能にしたい。
会員登録すれば、コンテンツを「3つ」までは閲覧可能にしたい。
- 残りの閲覧可能数は、「残りX回です」というメッセージで表示する
- 閲覧数が上限を達したら、「閲覧数の上限に達しました」というメッセージを表示する
Answer
この例では、閲覧可能数の上限値のデータを変数「maxCount」、閲覧可能数のデータを変数「viewCount」に代入しています。
また、ここではカウンタ用に変数「count」を用意していますが、使うツールによってはツール側で用意してくれているものもあります。
また、ここではカウンタ用に変数「count」を用意していますが、使うツールによってはツール側で用意してくれているものもあります。
ふりかえりコンテンツ
あなたは、社内の学習管理システムを構築する担当者です。
つぎのような要件を満たすプログラムの流れを考えてみましょう。
つぎのような要件を満たすプログラムの流れを考えてみましょう。
<要件>
営業部の入社3年目の社員全員に、あるeラーニングのコースを受講させたい。
入社3年目になった営業部の社員を対象のコースに自動で登録する 社員情報はデータベース内のテーブル「社員マスタ」に格納されている 「社員マスタ」のレコード件数は変動する 「社員マスタ」のレコードを1件ずつ読み込んで、部門と入社日のデータをもとにコースに登録する
<ヒント>
ここでは、「AND条件」を使って条件を指定してみましょう。
営業部の入社3年目の社員全員に、あるeラーニングのコースを受講させたい。
<ヒント>
ここでは、「AND条件」を使って条件を指定してみましょう。
Answer
この例では、部門名のデータを変数「dept」、入社日のデータを変数「startDate」に代入しています。
ふりかえりコンテンツ
あなたは、社内システムを構築する担当者です。
つぎのような要件を満たすプログラムの流れを考えてみましょう。
つぎのような要件を満たすプログラムの流れを考えてみましょう。
<要件>
あるフォルダー配下にあるファイルをファイルの種類によって指定のフォルダーに振り分けたい。
<ヒント>
ここでは、つぎのような関数が使えるものとします。
あるフォルダー配下にあるファイルをファイルの種類によって指定のフォルダーに振り分けたい。
- フォルダー配下にあるファイルの一覧を読み込んで、ファイル名を取得する
- ファイルの種類の判別は、ファイルの拡張子とする
なお、対象のフォルダー配下には、「CSVファイル(.csv)」、「Excelファイル(.xlsx)」、「XMLファイル(.xml)」の3種類が存在する - ファイルの拡張子は、各ファイル名の「.(ドット)」以降の文字列から判別できる
- 各ファイルは、つぎのフォルダーに振り分ける
・CSVファイル:フォルダー「CSV」
・Excelファイル:フォルダー「Excel」
・XMLファイル:フォルダー「XML」
<ヒント>
ここでは、つぎのような関数が使えるものとします。
- ファイルの一覧は、関数「ファイル名一覧を取得」という関数で取得できる
- 「.(ドット)」以降の文字列は、関数「指定文字より後を抽出」という関数で取得できる
Answer
この例では、ファイル名のデータを変数「fileName」、拡張子のデータを変数「extension」に代入しています。
なお、ここでは「CASE(switch)」を使って処理を分岐していますが、入れ子(ネスト)構造で処理を分岐しても同じです。
なお、ここでは「CASE(switch)」を使って処理を分岐していますが、入れ子(ネスト)構造で処理を分岐しても同じです。
ふりかえりコンテンツ
あなたは、ECサイトを構築する担当者です。
つぎのような要件を満たすプログラムの流れを考えてみましょう。
つぎのような要件を満たすプログラムの流れを考えてみましょう。
<要件>
新規で会員登録したユーザーにリピート購入を促したいため、会員登録後に割引クーポンをメールで送信したい。
新規で会員登録したユーザーにリピート購入を促したいため、会員登録後に割引クーポンをメールで送信したい。
- メールの送信対象のユーザー情報は、データベース内のテーブル「顧客リスト」内に格納されている
- 「顧客リスト」のレコード件数は変動する
- 「顧客リスト」のレコードを1件ずつ読み込んで、顧客の名前とメールアドレスをもとにメールを送信する
- 対象のクーポンは会員登録後1回のみ送信し、送信済みのユーザーには2回目以降は送信されないようにしたい
- 送信済みかどうかは、テーブル「顧客リスト」内の項目「送信ステータス」で確認する
未送信の場合は「未」、送信済みの場合は「済」のデータが格納されている
Answer
この例では、顧客名のデータを変数「name」、メールアドレスのデータを変数「email」、メール送信ステータスのデータを変数「status」に代入しています。
ふりかえりコンテンツ
全クイズへのチャレンジ、おつかれさまでした!
プログラミングの基本的な内容について理解は深まりましたか?
ノーコードツールは非常に便利ですが、効率的に構築ができているかは設計次第です。
これまでに学習した内容を理解していると、「どのように組み立てると効率的に構築ができるか?」という思考のもと設計できるようになります。
ノーコードツールをもっと活用できるように、ぜひ覚えておきましょう。
さいごに、ぜひフィードバックをお聞かせください
copyright© WingArc1st Inc. All Rights Reserved.