【MotionBoard】知っておくと便利な活用術

ダッシュボード構造のひも解き方

しくみがわかれば、アレンジ自在!
「このダッシュボード、どうやって作ってあるんだろう?」 ── 
MotionBoardを使っていて、そんな疑問を持ったことはありませんか?
ここでは、既存のダッシュボード(以降、ボード)で実装されている構造や設定をひも解くための基本的な見方や、知っておくと便利な活用TIPSをご紹介します。
ボードの裏側をひも解いていくと、「なるほど、こう作ってあったのか!」という発見がきっとあるはずです。

\ このコンテンツは、こんな方におすすめ! /

  • Sample Gallery などのサンプルボードを参考に、効率的にボードを構築したい方
  • 担当者変更で引き継いだものの、ボードの実装方法がよくわからず困っている方

既存のボード構造をひも解くときのポイントは?

既存のボードの構造をつかむには、まずは全体をざっくりと見渡すことがポイントです。

このコンテンツでは、どこをどう見れば効率よく設定内容を把握できるのか、ステップごとにポイントを絞ってわかりやすくご紹介します。

Step

既存のボード構造をひも解くときの”4つ”のSTEP

STEP01 全体レイアウトを見る
STEP02 アイテムごとの設定を見る
STEP03 データ構造を見る
STEP04 初期動作を見る

事前に確認しておきたいこと

このコンテンツを確認する前に、事前につぎの内容を確認しておきましょう。

前提条件

  • このコンテンツの対象者

利用環境

  • MotionBoard ・ MotionBoard Cloud環境について
MotionBoardでシステム設定などの操作を行うには、「管理者ユーザー」などの適切な権限を持つユーザーでログインする必要があります。

詳しくは、「
ロールと機能の権限とは」で確認できます。
  • Customer Success Academyのeラーニングの利用について
コンテンツ内でご紹介するeラーニングを利用するには、Customer Success Academyへのログインが必要です。

 詳しくは、「eラーニング はじめてガイド
」で確認できます。

ボード操作前の準備

  • MotionBoardロゴやボードメニューの表示について
確認対象のボードで、MotionBoardロゴボタンやボードメニュー(ボードコントロール)が非表示になっている場合は、表示してから操作しましょう。

詳しくは、「STEP #04 初期動作を見る
」の「MotionBoardロゴボタンやボードメニューの表示・非表示の方法を確認するには?」で確認できます。
  • ボード編集モードへの切り替えについて
ボード編集モードへ切り替えることで、ボードの構造や各アイテムの設定内容などを確認できるようになります。

<ボード編集モードへの切り替え方法>

いずれかのボードを開き、画面右上の[管理]メニューから[ボード編集]を選択するとボード編集モードに切り替えられます。

 詳しくは、「ボード編集モードとボード閲覧モード
」で確認できます。

STEP #01 全体レイアウトを見る

まず、ボード全体の“見え方”を決めるレイアウト設定や、チャート・ボタン・コンテナなど配置されている各アイテムの確認方法をみていきましょう。
ボードのレイアウトモード

<レイアウトモード編集画面>

How-to

全体レイアウトの確認方法

レイアウトのモード(レイアウトモード・フリーレイアウトモードを確認するには?

MotionBoardのボードには、「レイアウトモード」と「フリーレイアウトモード」の2種類があります。
用途にあわせてモードを選択しましょう。

<レイアウトモードのボードの例>

<フリーレイアウトモードのボードの例>

  • レイアウトモード」とは?
    分割した区画にアイテムを配置してボードを作成するモードです。
    画面を少ないアイテムでシンプルに作成したい場合に適しています。表示環境に合わせてボードのサイズが最適化されます。
  • フリーレイアウトモード」とは?
    区画がなく、アイテムを自由に配置してボードを作成するモードです。
    フリーレイアウトモードは、表示の拡大・縮小やスクロール、必要な情報だけの表示切り替えができるため、動的な画面づくりに最適です。
    また、ボードサイズを自由に設定できるので、レイアウトモードより多くのアイテムを配置できます(※配置が多いと集計が遅くなる場合があります)。
  • レイアウトのモードを確認する方法
ボード管理画面

<レイアウトモードの場合のアイテムツールバー>

ボード編集モードで、画面下部にある[アイテムツールバー]に[レイアウト編集]ボタンが存在するかどうかを確認します。

レイアウト編集]ボタンは、レイアウトモードでのみ表示されるため、対象のボードがレイアウトモードかフリーレイアウトモードかを簡単に確認できます。
STEP #04 初期動作を見る」の「ボードの初期表示・初期動作の設定を確認するには?」でご紹介している[ボード管理]画面の[レイアウトモード]でもモードを確認できます。
参考
レイアウトのモードについて詳しく知りたい場合は、つぎのコンテンツで確認できます。

レイアウトモードでボードの全体レイアウトを確認するには?

ボード全体のレイアウト構成を把握し、どこに何があるかを整理しておくと、編集やカスタマイズがしやすくなります。
  • レイアウトモードで全体レイアウトを確認する方法
レイアウトモード
  1. ボード編集モードで、アイテムツールバーの[レイアウト編集]ボタンをクリックしてレイアウトモードを表示します。

  2. 区画の分割状況や、配置しているアイテムなど、全体レイアウトを確認します。

アイテムナビゲーターでボードに配置されているアイテムを確認するには?

アイテムナビゲーターを使うと、レイアウトモード・フリーレイアウトモードに関わらず、非表示になっているアイテムや重なったアイテムの背面に隠れているアイテムも含め、ボードに配置されているアイテム全体を確認できます。
  • アイテムナビゲーターで配置されているアイテムを確認する方法
アイテムナビゲーター
  1. ボード編集モードで、画面右端の[ナビゲーター]ボタンをクリックします。

  2. [ナビゲーター]画面 で確認したいアイテムをクリックし、ボード上で強調表示されている箇所を確認します。

参考
ナビゲーターからアイテムのプロパティを表示する方法
アイテムナビゲーターの右クリックメニュー
[ナビゲーター]画面でアイテムを右クリックすると、[プロパティ表示]から簡単にプロパティ画面を表示できます。

コンテナの設定を確認するには?

コンテナとは、複数のアイテム(チャートや集計表、図形など)を一つにまとめて管理できる「入れ物」のようなものです。

コンテナを使うと、タイトルテキストとイメージ、検索条件などをセットで移動させたり、一括でレイアウトやデザインの変更ができたり、といったことができるようになります。
このように、複数のアイテムをグループ化して操作できるので、ボード構築作業を効率化できる便利な機能です。
  • コンテナの設定箇所を確認する方法
コンテナの設定箇所
  1. レイアウトモードのボード編集モードで、アイテムツールバーの[レイアウト編集]ボタンをクリックしてレイアウトモードを表示します。

  2. コンテナを使って、1つの区画に複数のアイテムを配置している場合、区画の左上に上図のようなアイコンが表示されるので、コンテナの使用場所を確認したいときの目安にできます。


 フリーレイアウトモードの場合は、ナビゲーターからコンテナの設定箇所を確認できます。
配置済みのコンテナアイテム自体の編集や削除と、コンテナアイテム内に配置したアイテムの編集や削除ができます。
詳しく知りたい場合は、つぎのコンテンツで確認できます。
参考
コンテナについて詳しく知りたい場合は、つぎのコンテンツで確認できます。

STEP #02 アイテムごとの設定を見る

ここでは、チャートやボタンなどのアイテムごとに、どのようなフォーマットが設定されているのか、どのような動きが設定されているのかなどを把握する方法をみていきましょう。
アイテムの例

<アイテムの例>

How-to

アイテムごとの設定の確認方法

チャート(グラフ)の設定を確認するには?

チャートを使うと、データの傾向や違いを視覚的に伝えられるので、数値の増減や傾向がひと目でわかり、直感的に状況を把握できます。
伝えたい内容に合わせてチャートのスタイルを調整することで、より分かりやすく、印象的なチャートを作成できます。
  • チャートアイテムの種類を確認・変更する方法
チャートの種類を確認したり、変更したりする方法はいくつかありますが、ここでご紹介する[チャートエディタ]画面から操作すると、同時にその他の設定も確認したり、変更したりできるので便利です。
チャートの種類の確認と変更
  1. ボード編集モードで、種類を確認、変更したいチャートをクリックし、ショートカットボタンから[チャート編集]ボタンをクリックして[チャートエディタ]画面を表示します。

  2. [チャートエディタ]画面で、チャートの種類名を確認します。
    チャートの種類を変更したい場合は、チャートの種類名のコンボボックスで、下向き三角▼をクリックして、一覧から変更したいチャートの種類を選択します。
参考
チャートの種類と使い分け
チャートの種類
データを効果的に可視化・比較するためには、目的にあったチャートの選定が大切です。各チャートがどのようなデータの表現に適しているのか、あらかじめ確認しておくのがおすすめです。
チャートの種類について詳しく知りたい場合は、「グラフの種類と使い分け」で確認できます。
  • チャートの各設定を確認・変更する方法
[チャートエディタ]画面では、チャートの種類を変更できるだけでなく、カラーやスタイル、軸の設定など見た目のカスタマイズもできます。
チャートのチャートエディタ画面
  1. ボード編集モードで、設定を確認、変更したいチャートをクリックし、ショートカットボタンから[チャート編集]ボタンをクリックして[チャートエディタ]画面を表示します。

  2. [チャートエディタ]画面で、チャートの種類名の下にあるコンボボックスで、下向き三角▼をクリックして、一覧から確認したい設定を選択します。
[チャートエディタ]画面でよく使う代表的な設定
  • チャートのカラー設定
スタイル設定でカラーセットを編集することで、チャートの色を変更できます。
詳しくは、つぎのコンテンツで確認できます。
カラーセットの考え方
  • 軸(数値軸と行軸)の設定
軸の設定では、軸の見た目の設定や、数値軸の目盛りの単位、最大値・最小値、補助線の設定などができます。

詳しくは、つぎのコンテンツで確認できます。
軸の考え方
単位を変更したい
チャート背景の補助線を消してシンプルにしたい!
  • 凡例の設定
凡例(はんれい)とは、チャートで使われている各要素が何を表しているかを説明するための表示部分です。凡例の設定では、凡例のソート順や見た目の設定などができます。

詳しくは、つぎのコンテンツで確認できます。
凡例に表示する情報量を減らしたい!
円グラフの凡例を見やすくしたい!
  • チャート分割の設定
分割の設定では、チャートの項目ごとに分割し、分割チャートにして表示できます。

詳しくは、つぎのコンテンツで確認できます。
チャートを分割して表示した

集計表の設定を確認するには?

 集計表を使うと、データをまとめて数値で確認できるので、データを細かく比較したり、特定の値を正確に確認したりするのに便利です。
伝えたい内容に合わせて表示内容を工夫することで、より見やすく、伝わる集計表を作成できます。
  • 集計表の各設定を確認・変更する方法
集計表の設定は、[チャートエディタ]画面で確認できます。
集計表のチャートエディタ
  1. ボード編集モードで、設定を確認、変更したい集計表をクリックし、ショートカットボタンから[チャート編集]ボタンをクリックして[チャートエディタ]画面を表示します。

  2. [チャートエディタ]画面で、チャートの種類名の下にあるコンボボックスで、下向き三角▼をクリックして、一覧から確認したい設定を選択します。
参考
集計表について詳しく知りたい場合は、つぎのコンテンツで確認できます。

明細表の設定を確認するには?

明細表を使うと、1件1件のデータをそのまま一覧で表示できるので、気になる数値の内訳や詳細な取引内容などを確認できます。
また、データベース入力の設定を行うことで、明細表からデータソースへのデータ入力や更新、削除もできるにようになります。
工夫することで、より見やすく、使い勝手が良い明細表を作成できます。
  • 明細表の各設定を確認・変更する方法
明細表の設定は、[アイテムプロパティ]画面で確認できます。
チャートの種類の確認と変更

<[アイテムプロパティ]画面の各タブの一例>

  1. ボード編集モードで、設定を確認、変更したい明細表をクリックし、ショートカットボタンから[プロパティ]ボタンをクリックして[アイテムプロパティ]画面を表示します。

  2. [アイテムプロパティ]画面で、設定内容を確認したり、変更したりします。

ボタンの設定を確認するには?

ボタンを使うと、クリックで操作ができるので、ユーザーが複雑な操作を迷わずスムーズに行えるようになります。
操作や表示内容に応じてボタンの設定を工夫することで、さらに使いやすく、直感的な画面を作成できます。
  • ボタンの各設定を確認・変更する方法
ボタンの設定は、[アイテムプロパティ]画面で確認できます。
ボタンのアイテムプロパティ
  1. ボード編集モードで、設定を確認、変更したいボタンアイテムをクリックし、ショートカットボタンから[プロパティ]ボタンをクリックして[アイテムプロパティ]画面を表示します。

  2. [アイテムプロパティ]画面で、設定内容を確認したり、変更したりします。

検索の設定を確認するには?

分析目的に応じて表示するデータを絞り込めるように検索アイテムを設定することで、必要なデータに素早くアクセスできるようになります。

なお、検索機能には、ボード全体のデータソースに適用される「全体検索」と、特定のデータソースに適用される「個別検索」の2種類があります。
例えば、ボード上に複数のチャートが配置されていて、すべてのチャートを一度の操作で検索したい場合は全体検索を使い、特定のチャートのみ個別に検索したい場合は個別検索を使う、という使い分けができます。
また、全体検索と個別検索は組み合わせた利用もできます。
  • ボード上に配置済みの検索の各設定を個別に確認・変更する方法
ボード上に配置されている各検索の設定は、[検索条件編集]画面で確認できます。
検索条件編集画面
  1. ボード編集モードで、設定を確認、変更したい検索アイテムをクリックし、ショートカットボタンから[検索条件を編集]ボタンをクリックします。

  2. [検索条件編集]画面で、設定内容を確認したり、変更したりします。
  • 全体検索の設定をまとめて確認・変更する方法
ボード上に設定されている全体検索の設定をまとめて確認したいときは、[ボード管理]画面で確認できます。
ボードに配置されていない検索設定も確認できます。
ボード全体検索設定
  1. ボード編集モードで、[ボード管理]をクリックします。

  2. [ボード管理]画面 - [全体検索]タブで、[検索条件を編集]ボタンをクリックします。

  3. [ボード全体検索設定]画面で、各検索条件を確認します。

  • 個別検索の設定をまとめて確認・変更する方法
ボード上に設定されている全体検索の設定をまとめて確認したいときは、[ボード管理]画面で確認できます。
ボードに配置されていない検索設定も確認できます。
個別検索
  1. ボード編集モードで、対象のチャートや明細表をクリックして、ショートカットボタンから[データソース編集]をクリックします。

  2. [データソースエディタ]画面で、[検索]ボタンをクリックします。

  3. [検索設定]画面で、各検索条件を確認します。
  • 検索アイテムの見た目などの設定を確認・変更する方法
検索アイテムの体裁や連動設定などを確認したいときは、[アイテムプロパティ]画面で確認できます。
検索アイテムのアイテムプロパティ画面
  1. ボード編集モードで、設定を確認、変更したい検索アイテムをクリックし、ショートカットボタンから[プロパティ]ボタンをクリックします。

  2. [アイテムプロパティ]画面で、設定内容を確認したり、変更したりします。
参考
検索条ついて詳しく知りたい場合は、つぎのコンテンツで確認できます。

入力アイテムの設定を確認するには?

入力アイテムを使うと、ボード上からデータを入力できるので、現場でのデータ登録やシミュレーション、マスタのメンテナンスなど、“業務アプリなBI”としての活用ができるようになります。
  • 入力アイテムの設定を確認・変更する方法
ボード上に設定されている全体検索の設定をまとめて確認したいときは、[ボード管理]画面で確認できます。
ボードに配置されていない検索設定も確認できます。
ボード全体検索設定
  1. ボード編集モードで、[ボード管理]をクリックします。

  2. [ボード管理]画面 - [全体検索]タブで、[検索条件を編集]ボタンをクリックします。

  3. [ボード全体検索設定]画面で、各検索条件を確認します。

  • 個別検索の設定をまとめて確認・変更する方法
ボード上に設定されている全体検索の設定をまとめて確認したいときは、[ボード管理]画面で確認できます。
ボードに配置されていない検索設定も確認できます。
個別検索
  1. ボード編集モードで、対象のチャートや明細表をクリックして、ショートカットボタンから[データソース編集]をクリックします。

  2. [データソースエディタ]画面で、[検索]ボタンをクリックします。

  3. [検索設定]画面で、各検索条件を確認します。
参考
検索条ついて詳しく知りたい場合は、つぎのコンテンツで確認できます。
参考
チャートエディタやアイテムプロパティで設定箇所を検索する方法
チャートエディタやアイテムプロパティの検索

<ボードで使用されているデータソースの一覧を検索した例>

[チャートエディタ]画面や[アイテムプロパティ]画面では、検索機能を使うと、探したい設定名を検索ボックスに入力して検索できます。該当する箇所が見つかると、入力した文字列が含まれる設定項目名や分類名などが赤字で強調表示されます。設定したい項目がどこにあるかが分かりやすくなります。

その他、よく使われる設定の確認方法

計算式やグループ項目などを作成できる追加項目作成の設定を確認するには?

追加項目作成の機能を使うと、データソースには存在しない項目を新しく追加できます。
例えば、予算と売上を計算して「達成率」の計算式を設定した項目を作成したり、大きな粒度でも分析したいため、地域データをまとめて「統括グループ」の項目を作成したりできます。
追加項目作成の種類
  • 追加項目作成の設定を確認・変更する方法
追加項目作成の設定は、[データソースエディタ]画面で確認できます。
追加項目作成_事後計算項目の設定例

追加項目作成で「事後計算項目」を作成して「予算達成率」を計算している例

  1. ボード編集モードで、対象のチャートや明細表をクリックして、ショートカットボタンから[データソース編集]をクリックします。

  2. [データソースエディタ]画面で、[項目一覧]から設定を確認したい項目にマウスポインタを合わせると表示される鉛筆アイコンをクリックします。

  3. 各追加項目の設定画面で、設定内容を確認します。

特定の箇所を点滅で強調表示できるアラートの設定を確認するには?

アラート機能を使うと、指定した条件を満たす集計表上のセルや、チャート上のデータポイントなどを点滅させて強調表示できます。
例えば、数値が羅列された集計表でもアラート機能を使って強調表示することで、目標とした数値をクリアしているかどうかなど、現在の状況を直感的に把握しやすくなります。
  • アラートの設定を確認・変更する方法
アラートの設定は、[データソースエディタ]画面で確認できます。
アラート設定画面
  1. ボード編集モードで、対象のチャートや明細表をクリックして、ショートカットボタンから[データソース編集]をクリックします。

  2. [データソースエディタ]画面で、[アラート]ボタンをクリックします。

  3. [アラート設定]画面で、設定内容を確認します。
参考
アラートについて詳しく知りたい場合は、つぎのコンテンツで確認できます。

チャートや明細表などの間で動作を連携できるリレーションの設定を確認するには?

リレーション機能を使うと、チャートや明細表などのアイテム間の動作を連携できます。
例えば、リレーション元のチャートで「関東」のデータをクリックすると、リレーション先の明細表でも「関東」のデータだけが表示される、といった使い方ができます。
  • リレーションの設定を確認・変更する方法
リレーションの設定は、[リレーション設定]画面で確認できます。
リレーション設定画面
  1. ボード編集モードで、設定を確認、変更したいリレーションの矢印をクリックします。

  2. リレーションの矢印の近くに表示される鉛筆アイコンをクリックします。

  3. [リレーション設定]画面で、設定内容を確認したり、変更したりします。
参考
リレーションについて詳しく知りたい場合は、つぎのコンテンツで確認できます。

動的に値の設定や取得ができるシステム変数の設定を確認するには?

MotionBoardの「システム変数」とは、動的に値を設定したり取得したりして、アイテム間やボード間で値のやり取りができる便利な機能のことです。
システム変数を使うと、より複雑な設定ができるようになるので、柔軟で使い勝手がよいボードを作成できます。
  • システム変数の設定を確認・変更する方法
システム変数の設定は、[システム変数]画面で確認できます。
システム変数画面

<オンプレミス版MotionBoardの[システム変数]画面>

  1. ボード編集モードで、ボードメニューの[管理][システム変数の編集]をクリックします。

  2. [システム変数]画面で、設定内容を確認します。
システム変数を使用できる箇所は、つぎのように入力欄にアイコンが表示されます。
システム変数画面
システム変数を使用するときは、つぎの書式で記述します。
${変数名}
システム変数は、基本的に単独で使用するのではなく、他の機能からシステム変数に値を設定したり、取得したりして活用します。
例えば、システム変数がよく使われるシーンのひとつとして、検索機能と組み合わせて「検索条件の値を動的に切り替える」、というものがあります。
年度検索の場合、閲覧時点の“今年度”をシステム変数で設定して「今年度」を自動で初期表示しておくと、毎回選ぶ手間もなく使いやすさが向上します。
システム変数の設定例

<システム変数の設定例>

参考
システム変数について詳しく知りたい場合は、つぎのコンテンツで確認できます。

クリックで特定の操作を実行できるデータポイントアクションの設定を確認するには?

データポイントアクション」を使うと、チャートや明細表などのデータポイントをクリックすると、特定の操作を実行するように設定できます。

例えば、データポイントをクリックすることで、システム変数への値の格納、他のボードへの遷移、ボタンアクションの実行など、さまざまなアクションを実行できるように設定できます。
閲覧ユーザーは、直感的にデータの詳細な分析や関連情報への迅速なアクセスができるようになるので、ボードの操作性が向上します。

データポイントとは、チャートにおける集計値のことで、具体的にはチャートの各要素や集計表の各セルが該当します。
データポイントアクションは、つぎの流れで設定します。

  1. データポイントアクション設定]画面で、動作を設定します。

  2. 左クリックに割り当てる機能]で設定したデータポイントアクションを指定すると、左クリックまたは右クリックメニューからデータポイントアクションを実行できるようになります。
  • データポイントアクションの設定を確認・変更する方法
データポイントアクションの動作設定は、[データポイントアクション設定]画面で確認できます。
データポイントアクションの設定例

<データポイントアクションの設定例>

  1. ボード編集モードで、データポイントアクションの設定を確認、変更したいチャートまたは明細表をクリックし、ショートカットボタンから[プロパティ]ボタンをクリックして[アイテムプロパティ]画面を表示します。

  2. [アイテムプロパティ]画面で、それぞれつぎの操作を行い、設定箇所を確認します。

    ・チャートの場合
    チャート]タブ-[データポイントアクション]の歯車アイコンをクリックして、[データポイントアクション設定]画面を表示します。

    ・明細表の場合
    明細表]タブ-[その他]タブ-[データポイントアクション]の歯車アイコンをクリックして、[データポイントアクション設定]画面を表示します。
データポイントアクションを設定している箇所は、つぎのように緑色のチェックアイコンが表示されます。
データポイントアクション設定箇所
データポイントアクションの割り当ては、つぎの箇所で確認できます。
データポイントアクション設定箇所
チャートの場合
  1. ボード編集モードで、設定を確認したいチャートをクリックし、ショートカットボタンから[チャート編集]ボタンをクリックして[チャートエディタ]画面を表示します。

  2. [チャートエディタ]画面で、[共通設定 > 全般]を選択します。

  3. 左クリックに割り当てる機能]で、「データポイントアクション」が設定されていることを確認します。
明細表の場合
  1. ボード編集モードで、設定を確認したい明細表をクリックし、ショートカットボタンから[プロパティ]ボタンをクリックして[アイテムプロパティ]画面を表示します。

  2. アイテムプロパティ画面-[明細表]タブ-[その他]タブ-[左クリックに割り当てる機能]で、「データポイントアクション」が設定されていることを確認します。

STEP #03 データ構造を見る

ここでは、ボードを表示するときの「どのようなデータをどう持っているか」というデータの“カタチ” の確認方法をみていきましょう。
ここで確認するポイントは、「元のデータ」と「データソース定義」の”2つ”です
MotionBoard可視化の流れ

<MotionBoard可視化の流れ>

How-to

データソースの確認方法

チャートや明細表で使用しているデータソースを確認するには?

  • 元のデータやデータソース定義の設定内容を確認する方法
データソースエディタ画面
  1. ボード編集モードで、対象のチャートや明細表をクリックして、ショートカットボタンから[データソース編集]をクリックします。

  2. [データソースエディタ]画面で、データソース定義の設定内容を確認します。
    [データソース選択]
    ボタンをクリックすると、元のデータを確認できます。

使用するデータソースを変更するには?

  • 使用するデータソースを変更する方法
データソース定義の変更方法
  1. ボード編集モードで、対象のチャートや明細表をクリックして、ショートカットボタンから[プロパティ]をクリックします。

  2. [アイテムプロパティ]画面 - [チャート]タブ - [データソース]で、変更したいデータソースを選択します。

データソースの保存場所を確認するには?(専用データソース・共有データソース)

データソースには、「共有データソース」と「専用データソース」の2種類があり、それぞれ保存場所が異なります。

共有データソースは、MotionBoardサーバー上の共有エリアに「共有アイテム」として保存されるため、サーバー上の複数のボードから利用できます。
一方で、専用データソースは、ボードに保存されるため、そのボード内でのみ利用でき、異なるボード間では共有できません。

複数のボードで共有して使うデータは共有データソース、特定のボードのみで使うデータは専用データソースとして作成する、というように用途に合わせて使い分けましょう。
  • 共有データソースの確認方法
共有データソースは、MotionBoardサーバー上の共有エリアを管理する[共有アイテム管理]画面で確認できます。
共有データソース
  1. ボード編集モードで、[管理][共有アイテム管理]をクリックします。

  2. 共有CSVやExcelの保存場所は[CSV/Excel]タブ、共有データソース定義の保存場所は[データソース]タブをクリックして各共有データソースを確認します。
  • 専用データソースの確認方法
専用データソースは特定のボードに保存されるので、[ボード管理]画面で確認できます。
専用データソース
  1. ボード編集モードで、[ボード管理]をクリックします。

  2. [データ管理]タブをクリックし、各専用データソースと専用データソース定義を確認します。
参考
基本用語の確認
  • 元のデータ」とは?
    CSVやExcelファイル、データベース、クラウド上のデータなどのデータのことです。
  • データソース定義」とは?
    元になるデータを「どのように取り出して、どのように加工して、どのように見せるか」を定義した設定情報のことです。
データソース定義などについて詳しく知りたい場合は、つぎのコンテンツで確認できます。

外部のデータソースや結合したデータソース設定の確認方法

外部接続設定・モデル・MotionBoard View

MotionBoardでは、CSVやExcel以外にも外部接続用の設定(外部接続設定)を行うことで、さまざまなデータベースをデータソースとして利用できます。
また、CSVやExcel、外部のデータソース側でデータを結合できない場合は、結合データソースモデルMotionBoard Viewなどの機能を活用すると、MotionBoard内で複数のデータソースを結合し、1つのデータソース(大福帳データ)として扱えるようになります。

外部のデータソースとの接続設定を確認するには?(外部接続設定

  • 外部接続設定の確認方法
外部接続設定は、MotionBoardサーバーの各種設定を管理する[システム設定]画面で確認できます。

なお、[システム設定]画面は、、「システム設定」または「システム設定(画面名)」の権限を持つユーザー(管理者ユーザーなど)が利用できます。
詳しくは、「ロールと機能の権限とは」で確認できます。
共有データソース

<オンプレミス版MotionBoardでDr.Sumと外部接続を設定している例>

  1. ボードメニューの[管理][システム設定][接続/認証][外部接続]をクリックします。

  2. [システム設定]画面の左側にある[設定先]エリアから確認したい接続設定を選択し、設定内容を確認します。
参考
外部接続設定について詳しく知りたい場合は、つぎのコンテンツで確認できます。

結合したデータソースを確認するには?(結合データソース・モデル
・MotionBoard View

MotionBoardでは、複数のデータを結合する方法はいくつかありますが、ここではよく使われる「結合データソース」、「モデル」、「MotionBoard View」の特長を確認してみましょう。
  • 結合データソース」とは?
    複数の集計結果を結合して、1つのデータソースとして利用できます。結合キーを行項目または列項目に配置して設定します。
  • モデル」とは?
    異なるデータソースの明細データをJOINやUNIONで結合し、事前に設定した格納先に保存します。そのため、結合処理の時間を軽減できますが、リアルタイム性は失われます。
    MotionBoard Cloudでは、標準利用できるデータベース「データストレージ」を使用してモデルを利用できます。
  • MotionBoard View」とは?
    異なるデータソースの明細データをJOINやUNIONでリアルタイムに結合します。仮想的なデータソースで実体を持たず、データソースとして使用するタイミングでデータを結合するため、常に最新のデータが表示されます。リアルタイム性はありますが、画面描画時に結合処理が発生するため、表示速度が遅くなる場合があります。
詳細は、「データ結合の仕様比較」で確認できます。
自社の環境や目的に応じて、使い分けましょう。
  • 結合データソースの確認方法
結合データソースの設定は、[データソースエディタ]画面で確認できます。
結合データソース
  1. ボード編集モードで、対象のチャートや明細表をクリックして、ショートカットボタンから[データソース編集]をクリックします。

  2. [データソースエディタ]画面で[データソース選択]ボタンをクリックし、[データソース選択]画面で結合したデータソースを確認します。
参考
結合データソースについて詳しく知りたい場合は、つぎのコンテンツで確認できます。
  • モデルの確認方法
モデルの設定は、[モデル管理]画面で確認できます。
共有データソース
  1. ボードメニューの[管理][格納データ管理][モデル管理]をクリックします。

  2. [モデルエディタ]画面で設定内容を確認します。
参考
モデルについて詳しく知りたい場合は、つぎのコンテンツで確認できます。
  • MotionBoard Viewの確認方法
MotionBoard Viewはボードごとに保存されるので、専用データソースとしてボード内で確認・利用できます。
設定は、データソース定義の[MBViewエディタ]画面で確認できます。
共有データソース
  1. ボード編集モードで、対象のチャートや明細表をクリックして、ショートカットボタンから[データソース編集]をクリックします。

  2. [データソースエディタ]画面で、[データソース選択]ボタンをクリックします。

  3. [データソース選択]画面で、[読込設定]ボタンをクリックし、設定内容を確認します。
参考
MotionBoard Viewについて詳しく知りたい場合は、つぎのコンテンツで確認できます。
参考
接続先のデータソースを検索する方法
システム設定のデータソース画面

<ボードで使用されているデータソースの一覧を検索した例>

[システム設定][情報][データソース]画面では、接続先のデータソースを検索して、一覧で確認できます。
例えば、どのボードのどのアイテムでどのデータソースが使用されているかを確認できます。
詳しく知りたい場合は、つぎのコンテンツで確認できます。

STEP #04 初期動作を見る

ここでは、ボードを表示したときの“最初の動き” ── 表示制御や変数の初期化、ボタンアクションの動作制御など、よく使う初期動作に関する設定の確認方法をみていきましょう。
MotionBoardのボード管理画面

<さまざまな初期動作の設定ができる[ボード管理]画面>

How-to

初期動作の確認方法

MotionBoardロゴボタンやボードメニューの表示・非表示の方法を確認するには?

MotionBoardでは、ボード閲覧専用のユーザーに向けて、公開用ボードで関係ないメニューを見せないように、ボードメニューを非表示に設定できます。
なお、ボードメニューとボードツリーを合わせて、「ボードコントロール」と呼びます。
  • ボードコントロールの表示方法
ボードを編集するときに、ボードコントロールを表示したい場合は、つぎの2つの方法で表示できます。
① MotionBoardロゴボタンをクリックして表示する方法
MotionBoardロゴボタンをクリックして表示する方法
ボード閲覧モードまたはボード編集モードで、ボードの左上にマウスカーソルを合わせ、表示されるMotionBoardのロゴボタンをクリックすると、ボードメニューを表示できます。
② 右クリックメニューから表示する方法
MotionBoardロゴボタンをクリックして表示する方法
ボード閲覧モードまたはボード編集モードで、ボードエリア上の何もない箇所で、右クリックメニューから[ボードコントロールを表示]をクリックしても表示できます。
  • ボードコントロールの表示・非表示の設定方法
ボードを公開するときに、ボードコントロールの表示・非表示を設定したい場合は、[ボード管理]画面で設定できます。
ボードコントロールの表示設定
  1. ボード編集モードで、[ボード管理]をクリックします。

  2. [ボード管理]画面 - [ボード設定]タブ - [ボードコントロール]で設定します。

ボードの初期表示・初期動作の設定を確認するには?

ボードの初期表示時の表示内容や動き方の制御などは、[ボード管理]画面で確認できます。
[ボード管理]
画面で設定した内容は、ボードに保存されます。
  • ボードの初期表示・初期動作の設定を確認する方法
レイアウトモードのボード設定画面の例
フリーレイアウトモードのボード設定画面の例

<レイアウトモードの例>

<フリーレイアウトモードの例>

  1. ボード編集モードで、[ボード管理]をクリックします。

  2. [ボード管理]画面 - [ボード設定]タブで、各表示や動作の設定内容について確認します。

よく使われる初期表示・初期動作の代表的な設定
  • [レイアウトモード](ボードレイアウトのモード)
開いているボードのレイアウトのモードを確認、変更ができます。
  • [カラーセット](ボードのパーツごとに色を設定)
ボードアイテムエリア全般、ボードメニュー、ボードツリー、ナビゲーターなどのパーツごとに、背景色やフォント色などを設定できます。
カラーセット「白」の設定例

<カラーセット「白」の設定例>

カラーセット「カスタム」の設定例

<カラーセット「カスタム」の設定例>

  • [ベースフォント]
ボードアイテムエリアやナビゲーターなどに表示される、ボード全体で使用するフォントを設定できます。
また、アイテムの作成または編集時に、明示的にフォントを指定しない場合は、ここで指定したフォントが適用されます。
  • [ボードコントロール]
ボードメニューとボードツリーの表示・非表示を設定できます。
  • [レイアウトの隙間] ※ レイアウトモードの場合
ボード上のレイアウト(区画)とアイテムの余白を、一括で設定できます。
  • [レイアウト全体の余白] ※ レイアウトモードの場合
ボードの上下左右の余白を指定できます。
  • [画面倍率](表示領域の制御)  ※ フリーレイアウトモードの場合
[全アイテムが表示されるようにする]のチェックをオンにすると、自動でボードの表示サイズを現在使用中の領域サイズに合わせられます。
ボードサイズの自動調整
  • [検索アイテムの待ち時間]
検索アイテムの待ち時間は、ボード上の検索アイテムで検索条件を指定してから、実際に検索が実行されるまでの待機時間を設定できます。
例えば、サーバーへの負荷を考慮し、検索条件を指定したタイミングで自動的に検索が実行されないように実装したい場合は、[検索アイテムの待ち時間]を「実行しない」に設定し、ボタンアイテムから検索を実行するように設定します。

詳しくは、つぎのコンテンツで確認できます。
MotionBoardでボタンを使って検索実行したい
  • [ロード時の初期変数](変数の初期化)
ボードを読み込んだ際に、指定した変数にあらかじめ値を格納する設定です。これにより、ボード内や他のボードで変数の値が変更されていても、毎回決まった初期値でボードを表示できます。

詳しくは、つぎのコンテンツで確認できます。
ボード読み込み時に指定の値をシステム変数に格納する
  • [初期動作]
ボードを開いたときにどのような動作を最初に実行するかを設定できます。
例えば、一定時間ごとにチャートの表示内容を自動で切り替えるということができます。

詳しくは、つぎのコンテンツで確認できます。
表示するチャートを一定時間ごとに自動で切り替えたい!

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